2025/06/22 16:23

先日袋町のBAGTOWN COFFEEさんでコーヒー教室に参加してきました。


僕は昔からコーヒーに変な憧れがあったんですが、それはコーヒーの味ではなくてコーヒーを淹れる「スタイル」に憧れていました。
なので、今回はもちろん味の追求ではあるんですが、先生のコーヒーの淹れ方とか豆の知識とかいろんなウンチクを知りたくて参加しました。

みなさんそれぞれスタイルがあるわけで、そのスタイルをまず先生や参加者の皆さんに見てもらって、それからここをこうすると味が変化するよというのを教えていただくわけです。すごいパーソナル対応ですよね。

どちらかと言うと僕も筋トレの時はまず動きを見たい。超基本的なことは指導しますが、50点くらいのフォームになったらあまりいじりたくない。そのフォームになるということはクライアントの身体がどういう状態なのか、なにを求めているのか把握します。で、ちょっと聞いて、それならこのほうが効くということがあればアドバイスします。

コーヒーもおんなじだなあと思いました。どれも「なぜならば」という理由があればその人にとっては正解です。

でも僕の業種とは全く違う世界なのでコーヒーのプロのアドバイスの仕方はすごくかっこよく感じるわけです。

もうちょっと湯温を下げようとか、二投目のお湯の量を少し減らそうとか、最後は一点集中で粉を動かさずに落とそうとか、そういうアドバイスを的確にできることに感動しました。そうやって淹れたら2回目はまたちゃんと違う味になります。はっきりと違う。

そりゃあ教えて貰えばそういう淹れ方はできます。でも「なぜならば」が僕らには抜けているんですよね。

味を知る、豆を知る、淹れ方を知る、コーヒーの奥の深さに触れたセミナーでした。

でも正直なところ店主の山本さんとか赤松さんのコーヒー愛とか人柄以上に大事なことはなかったです。

人がコーヒーを淹れているんだということですね。