2025/02/15 00:00

トレーナーとしての視点もその時のブームのようなものがあるのですが、いま僕が大事にしているのはクライアントの「姿勢」です。


これはおそらくタカシと長い間一緒にやってきて、当たり前のように一流の守備を見てきたからかもしれません。
打つとか投げる事に関しては姿勢にそんなに興味を持つ場面はなかったと思います。

僕はノックを見るのが一番好きですし、コンディションを見るのに一番たくさんの情報があります。数値化出来ない情報です。

シュッとしてるな、とか、粘りがあるな、など、そういう感覚的な見方で十分です。

姿勢というのは決して「まっすぐ」が良いとは限りません。


当たり前ですが、投げることを前提に打球の軌道に入るとなると、左脚はここまで斜めに入れていくわけです。

でもなぜか安心感がある良い姿勢です。


腕はしならせるだけに見えます。末端を走らせるときは一方は固定ですね。

脚であり、胴体であり、いわゆる軸です。軸のとれた良い姿勢です。

じゃあこの守備の写真を見てトレーニング種目はコレとコレという様な簡単な話ではないのですが、クロスオーバーのステップを反復しておこうとか、ランジの時に回旋を加えたものも必要かなとか、守備は動きの多様性を求められるというのを、写真をじーっと見て気がつくのです。


これはちょっと崩れかけているのかな。ちょっとタカシに聞いてみないとわかりません。でも、どこからどうみても絵になる。

上手いし、なにより

美しい姿勢だと思います。

何万通りの打球パターンを瞬時に脳で処理して動きの選択をしているのがわかります。
その処理の速さが「余裕」につながり「姿勢」に表れると思います。
若さとか勢いでは経験を超えられない部分も確かにあるなと。

でも、結局一つ隙があったんです。
それがちょっとだけ調整遅れを作ってしまった。

あれをやっとけば良かった。いや、やったけど足りなかったし、遅かった。という事の繰り返しです。
本当に申し訳ないし悔しいですが、長いシーズンですから地道にやるしかないですね。